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子供の自律神経は大丈夫?


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こんにちは。こみやコーチです!


今回は、保護者の皆様から注目されている「子供の自律神経の乱れ」についてお話しします。自律神経は、お子様が元気に毎日を過ごすための重要な鍵を握っています。「よく聞くけど自律神経とは何だっけ?」「なんで乱れるの?」を、わかりやすくご説明します。




自律神経とは?

自律神経は、身体の「自動調整システム」です。

心拍、呼吸、消化、体温調節など、意識しなくても働く機能を勝手にコントロールします。成長期のお子様は自律神経のバランスが崩れやすく、以下のようなサインが見られることがあります

  • 朝なかなか起きられない

  • 夜遅くまでスマートフォンやゲームに夢中

  • ストレスで食欲が減る、または気分が不安定


これらは、自律神経の乱れが原因かもしれません。




自律神経が乱れる原因

お子様の自律神経が乱れる主な原因は、大人と一緒で以下の通りです:

  • 生活リズムの乱れ:不規則な就寝・起床時間や食事のタイミングバラバラだと、体内時計を乱し、自律神経に影響します。

  • ストレス:学校、友達関係、習い事のプレッシャーなどが、自律神経のバランスを崩す要因となります。研究では、ストレスが交感神経を過剰に刺激し、リラックスを司る副交感神経の働きを抑えてしまうことがわかっています(日本小児科学会, 2023)。

  • 運動不足または過度な疲労:運動不足は血流を滞らせ、逆に過剰な運動は休息時間を減らし、自律神経に負担をかけます。

保護者の皆様も、忙しい日に疲れが抜けない経験があるかと思います。お子様も同様に、自律神経の乱れが体や心に影響を及ぼします。




自律神経を整える4つの簡単な方法

自律神経を整えるのは、家庭でできる簡単な習慣から始められます。

  1. 規則正しい生活リズム:毎日同じ時間に就寝・起床し、朝日を浴びましょう。朝日を浴びるとセロトニン分泌(精神安定ホルモン)が促され、自律神経が安定します(例:6時に起床、22時に就寝(特に深夜帯に成長ホルモンも分泌されるのでそれまでに寝ること!))

  2. 適度な運動:1日20分の散歩やストレッチ、かけっこなど、軽い運動は血流を改善し、副交感神経を活性化します。かけっこ教室では、最後の体操でリラックスを促すストレッチを取り入れています。

  3. 深呼吸でリラックス:就寝前に親子で5分の深呼吸(例:4秒吸って8秒吐く)やストレッチを試みてください。心が落ち着き、質の良い睡眠を促します。

  4. スマホの利用制限:就寝1時間前はスマートフォンやゲームを控えましょう。ブルーライトはメラトニン分泌を抑制し、睡眠の質を下げる可能性があります(国立睡眠財団, 2022)。


保護者が「一緒にストレッチしよう」と声をかければ、お子様も楽しみながら取り組め、親子のコミュニケーションの時間も増えます。





まとめ

自律神経を整えることは、お子様の心身の健康を支える大切なステップです。規則正しい生活、適度な運動、リラックスタイムを取り入れることで、お子様の笑顔と元気が増します。

ご家庭で「休日の朝は一緒に散歩しよう」「夜はスマホを置いてストレッチしながらお話しよう」と実践してみてください。小さな習慣が大きな変化を生みます。




板橋かけっこ教室では、お子様が楽しく体を動かし、自律神経のバランスを整えるサポートをしています。一緒に、健やかな毎日を目指しましょう!




参考文献

1.  日本小児科学会(小児科医会)関連情報

•  公益社団法人 日本小児科医会. (2023). 小児科関連情報:健康づくりのための睡眠ガイド 2023. URL: https://www.jpa-web.org/pediatric-related_information.html (子供の生活環境とストレス・睡眠の関連を扱ったガイドライン。)

2.  自律神経失調症の原因とストレス(子供向け事例)

•  一般社団法人 起立性調節障害改善協会. (2023). 自律神経失調症が治ったきっかけ|子どもから大人まで5事例紹介. URL: https://odod.or.jp/kiritsusei-tohaod-6431/ (ストレスが交感神経を活性化させるメカニズムを解説。子供の事例を含む。 )

3.  National Sleep Foundation: ブルーライトとメラトニン

•  Sleep Foundation. (2023). Blue Light: What It Is and How It Affects Sleep. (2022年レビューに基づく更新版). URL: https://www.sleepfoundation.org/bedroom-environment/blue-light (ブルーライトがメラトニン分泌を抑制する科学的エビデンスをまとめ。子供への影響も言及。 )

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