【小学生の冬の怪我】「これくらい平気」が一番怖い!軽い肉離れを放置してはいけない理由と3つの対策
- かけっこAC 板橋

- 1月20日
- 読了時間: 6分

こんにちは!かけっこ教室のこみやコーチです。
毎朝、布団から出るのが辛い季節になりましたね。 寒くなると大人の体はガチガチに固まりやすくなりますが、子供たちは寒さなんてお構いなし! 白い息を吐きながら元気に走り回っているのではないでしょうか?
でも、この時期に保護者の皆様に、どうしても知っておいてほしいことがあります。 それは、「冬特有の『軽い』肉離れ」のリスクです。
「え? 肉離れって、走れなくなるような大怪我じゃないの?」
そう思われるかもしれません。しかし、実は「歩けるし、走れるけれど、実は筋肉が傷ついている」というケースが、小学生には意外と多いのです。
子供は遊びや練習が楽しいと、多少の痛みは隠してしまいがち。
ですが、この「小さな我慢」が、後々お子様の成長を妨げる大きなトラブルに繋がってしまうことがあります。
今回は、かけっこ教室の現場でもよく見かける「冬の隠れ怪我」について、放置してはいけない理由と、お家でできる対策を分かりやすくお伝えします。 3分ほどで読めますので、ぜひお子様の未来のためにチェックしてくださいね!

そもそも「軽度の肉離れ」ってどんな状態?
肉離れとは、筋肉の繊維が部分的に断裂してしまう怪我のこと。 イメージしやすく言うと、「古くなって硬くなったゴムを急に引っ張って、表面に亀裂が入った状態」に近いです。
特に冬場は、寒さで筋肉が冷えて収縮(硬く)しています。その状態で、準備運動不足のまま急ダッシュや鬼ごっこをすると……筋肉が耐えきれずに「ピキッ」といってしまうのです。
なぜ子供は「我慢」してしまうのか?
ここが厄介なポイントなのですが、軽度の場合、激痛ではありません。
「なんとなく足が張っている」
「走るとちょっと違和感がある」
この程度で済むことが多いため、楽しい体育の時間や、かけっこ教室の最中だと、お子様のアドレナリンが出ていて痛みに気づかない(あるいは無視できてしまう)のです。
「痛いって言ったら、練習を休まなきゃいけない」 「みんなと遊べなくなるのは嫌だ」
そんな健気な気持ちが、発見を遅らせてしまう原因になります。
「少し休めば治る」は間違い? 放置するリスク
「子供は回復が早いから、放っておけば治るでしょ?」 昔はそう言われていましたが、現代のスポーツ医学では「軽度こそ慎重に」が常識です。無理をして運動を続けると、次のような怖いリスクがあります。
慢性化(筋肉のしこり) 損傷部分が完全に治らないまま固まり、「硬結(こうけつ)」というしこりができてしまいます。これが残ると、大人になっても「冬になると古傷が痛む」という状態になりかねません。
再発と重症化 かさぶたを剥がすとまた血が出るように、治りかけの筋肉に負荷をかけると、傷口が広がりやすくなります。最悪の場合、完全に筋肉が切れる大怪我につながります。
変なクセがつく 痛い足をかばって走るため、フォームが崩れます。それが原因で、今度は膝や腰を痛める……という「怪我の連鎖」が起きてしまいます。
こみやコーチの「失敗談」を聞いてください
実は私自身、少しお恥ずかしい話ですが……。 子供の頃は「怪我なんて唾(つば)つけとけば治る!」「痛いのは気合が足りないからだ!」という、昭和全開の指導を受けて育ちました(笑)。
そのせいで「痛い」と言い出せず、違和感を隠して練習を続けた結果、怪我が長引いたり、本来のパフォーマンスが出せなかったりした苦い経験がたくさんあります。 大人になった今でも、無理をするとその時の古傷が痛むことがあります。
大切なお子様には、同じ思いをしてほしくありません。 だからこそ、保護者の皆様には「昭和の根性論」ではなく、「令和のスマートなケア」をお願いしたいのです。
お家でできる! 早期発見&ケアのポイント
では、具体的にどうすればいいのでしょうか? かけっこ教室でも実践している対策を、ご家庭向けにアレンジしました。
1. お風呂上がりの「さりげないチェック」
子供は改まって聞くと「大丈夫」と言いますが、リラックスしている時は本音が出ます。 お風呂上がりなどに、
「ふくらはぎ、ちょっと張ってる?」
「押すと痛いところある?」
と、スキンシップついでに触って確認してあげてください。「左右で硬さが違う」「熱を持っている」場合は要注意です。
2. お家でできる! 令和の最新ケア「PEACE & LOVE」
「怪我をしたら冷やして安静(RICE)」 これは私たち親世代の常識でしたが、実は今、スポーツ医学の世界では新しい常識「PEACE & LOVE(ピース・アンド・ラブ)」が推奨されています。
これまでの常識と大きく違うのは、「ただ安静にするだけじゃなく、適切なタイミングで動かしていく」こと、そして「冷やしすぎない」ことです。
小学生の保護者の皆様に、特に覚えておいてほしいポイントだけを抜き出しました。
a. 最初の数日:PEACE(守る時期)
怪我をした直後は、無理をさせないことが第一です。
Protection(保護): 痛みの出る動作を避ける。
Elevation(挙上): 足を心臓より高く上げてむくみを防ぐ。
Avoid Anti-inflammatories(抗炎症を避ける): ここが重要! 「キンキンに冷やしすぎない」ことです。冷やすのは痛みが強い時だけにして、回復に必要な体の反応(炎症)を邪魔しないようにします。
Compression(圧迫): 包帯などで優しく圧迫します。
b. 数日後〜回復期:LOVE(育てる時期)
ここからは「安静」ではなく、復帰に向けたケアです。
Load(負荷): 痛みのない範囲で、少しずつ歩いたり体重をかけたりします。
Optimism(楽観): 「すぐ治るよ!」「また走れるよ!」と、お子様の不安を取り除いてあげてください。脳がポジティブになると回復が早いと言われています。
Vascularisation(血流): 痛みが引いたら、お風呂などで温めて血流を良くします。
「冷やして終わり」ではなく、「守って(PEACE)、愛を持って育てる(LOVE)」。 これが、お子様の怪我を最短で治すための新しい合言葉です!
3. 迷ったらプロに頼る
数日経っても違和感が消えない場合や、歩き方がおかしい場合は、すぐに整形外科へ。 最近はエコー検査で筋肉の状態を詳しく見てくれる病院も増えています。「成長痛かな?」と自己判断せず、専門家のOKをもらってから復帰するのが、結局は一番の近道です。
まとめ:親子のコミュニケーションが最強の怪我予防!
寒い冬の軽度肉離れについて、改めてポイントを整理します。
冬の筋肉は切れやすい! 「軽い痛み」こそ放置はNG。
我慢は美徳じゃない! 放置すると「慢性化」や「フォームの崩れ」を招く。
違和感があれば即冷却! お家でのスキンシップで早期発見を。
お子様が「足が痛い」と言ってきたら、「サボりたいだけじゃないの?」と疑う前に、まずは「教えてくれてありがとう」と受け止めてあげてください。 その一言が、お子様の体を守り、将来の可能性を広げることに繋がります。
私、こみやコーチのかけっこ教室でも、冬場は特に念入りなウォーミングアップを行い、子供たちの動きに目を光らせています。 寒さに負けず、でも安全第一で。この冬も一緒に楽しく走り抜けましょう!







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